
にんにくと豆板醤の香り、卵黄の照り。混ぜるたびに熱が広がる一皿。
大好きな台湾まぜそばを。
にんにくと豆板醤の香ばしい香り、卵黄の艶。 混ぜるたびに、熱と香りが重なっていく。
炒めたミンチの香りが立ちのぼり、 麺にまとわせた醤油とみりんが、やさしく照りをつくる。 熱々の麺を器で和えると、 たれの香ばしさとごま油のまろやかさがふわりと広がり、 その瞬間に、食欲がほどけていくよう。
名前に“台湾”とついているけれど、 実は名古屋で生まれた日本発祥の料理。 台湾ラーメンをヒントに、汁なしに仕立てられた一杯です。
そんなローカル発のまぜそばを、 ご自宅で、ゆっくりと。
材料(2人分)
◆ 麺
- 中華麺(太麺)……2玉
◆ 麺の下味(1人分)
(※茹でた麺を器に入れてから味付け)
- 醤油……大さじ2
- みりん……大さじ1
- ごま油……大さじ1
- 豆板醤……小さじ1/2
◆ 台湾ミンチ
- 豚ひき肉……200g
- ごま油……小さじ1
- にんにく……1かけ
- 豆板醤……小さじ1〜2(辛さに応じて調整)
- 酒……大さじ1
- 砂糖……大さじ1/2
- 醤油……大さじ1/2
- オイスターソース……大さじ1
- 水……50mL
◆ トッピング
- ニラ……1/2束(5mm幅にカット)
- 長ねぎ……1/2本(小口切り)
- 粉かつお(または魚粉)……小さじ1
- 刻みのり……適量
- 卵黄……2個分
作り方
- 下準備
ニラ・ねぎを刻み、トッピング用の粉かつお・のり・卵黄を用意する。 - 台湾ミンチを作る
フライパンにごま油を入れ、弱火でにんにくと豆板醤を炒めて香りを立たせる。
香ばしい香りが出たら豚ひき肉を加え、中火で炒めてほぐす。
酒・砂糖・醤油・オイスターソース・水を加え、5〜6分煮詰める。
最後は強火で軽く炒りつけ、ポロポロの状態に仕上げる。 - 麺を茹でる
たっぷりの湯で中華麺を袋の表示どおりに茹で、湯切りをしっかり行う。
熱々のまま器へ盛る。 - 器で味付けする(1人分ずつ)
温めておいた器に麺を1人分入れ、
麺の下味(醤油大さじ2・みりん大さじ1・ごま油大さじ1・豆板醤小さじ½)を加えて、
器の中で手早く和える。
麺の熱で調味料がなじみ、香ばしい艶が生まれる。 - 盛り付ける
中央に台湾ミンチをのせ、周囲にニラ・ねぎ・粉かつお・のりを散らす。
中央に卵黄を落とす。 - 仕上げ
食べる直前によく混ぜ、卵黄とタレ、具材が一体になる瞬間を楽しむ。
残ったタレと具材に白ご飯を加えて“追い飯”にするのもおすすめ。
アレンジ・ポイント
- 辛さを控えめにしたい場合
豆板醤を半量にして、味噌を小さじ1加えるとまろやかに仕上がる。 - 香りの深みを出すコツ
器で和えたあと、10秒ほど置くと余熱で調味料が香ばしくなじむ。 - 魚粉の代わりに
粉かつおを使うとやさしい香りに。カフェ風の器にもなじむ仕上がり。